2017年4月からスタートした、EDIBLE KUROKAWA YARDも2017年度の最終回を迎えました!
予定では、年末に最終回をする予定でしたが、諸々の都合により1月に開催となりました。
内容は、新年をお迎えする回として予定していたものを予定通り行い、節分が近いので、お昼は恵方巻きをつくりました。
新旧の新年を迎える準備が体験できるプログラムになり、計らずもなかなか面白い1日となりました(笑)
最後の農作業〜大豆の脱穀〜
大豆の作業は、6月下旬に種まきをし、10月初旬に収穫した絶品枝豆に舌鼓を打ち、残りの豆たちを11月下旬に刈り取りをしました。
今回はハウスで乾燥させておいた大豆を、足踏み脱穀機で脱穀、その後、唐箕を使って選別作業をしました。
手足を使う昔ながらの作業に、昔の人の身のこなしの良さ、身体の丈夫さなどを思い浮かべる参加者も。
「大豆の鞘がパカッて割れて大豆が飛び出すのが、センス・オブ・ワンダーだ!」
と感じる方も。なるほど、なるほど。映像で見るだけでなく、音も、そして、割れる時の感触も含めての感想だと思います。
まさに、エディブルヤードで狙っていた、『五感を使って自然を体感する』ことをご指摘いただきました!
お昼ご飯は、恵方巻き!
お昼ご飯の材料を畑へ調達しに行きます。
白川町の1月というと、畑は枯れ枯れしく、まさに冬の風景ですが、根菜類は頑張っています!
恵方巻きのメインの具になる、人参を収穫。
不揃いの人参が出てくる、出てくる(笑)。
小さいのも、形が可愛いものも、大きいものも。
この人参たちを見て、「これが自然なことなんだ」と感じた方がいました。
不揃いは悪いことではない、多様性が豊かな証です。
味噌汁の具にする大根は、穴を掘って埋めておいたものから。
寒い地域では大根は凍みてしまうので、穴に埋めたり、貯蔵を工夫しています。
そんなシーンも見てもらいたく。
酢飯は、愛農かまどで炊いたご飯に、梅酢で。
メインは、エビフライの代わりに人参フライ!
人参フライ、感動の美味さでした!
和ごころ農園で漬けた、たくわん、原木シイタケの煮物、旬楽膳で買ったほうれん草を具に。
子供達も一緒に、巻き巻きしました。
食べるのは豪快に、1人1本!
美味しくて、みんなペロっと食しました!
自分たちで育てたお米の稲を使ってしめ縄づくり
本当でしたら、年末にできると良かったのですが、早くも来年のための練習として(笑)
作業の工程
①藁の調整(縮れている葉っぱなどを取り除きます)
②霧吹きで水を吹きかける
③木槌で叩いて柔らかくする
④数本を束ねて、二つに分け、ねじりながら縄になるようなっていく
⑤庭木から調達した飾りをつけて完成!
みんな真剣に、楽しそうに、そして苦戦しながら作っていました。
最終的にはみんな素敵なしめ飾りができました!
自分たちで育てた藁で、しめ縄を作る。新年の迎え方も変わりそう
来年度は12月中に作業して、新年を迎えられるようにしたいところです。
やっぱり、もちつき、でしょ?
お正月といえば、やはり、もちつき!
しめ飾りを作っている間に、愛農かまどで、もち米を蒸しておきました。
参加者のみんなで、つきました!
やはり、機械ではない杵つきもちは、何か違います。
愛情が入っているのか、餅をかえす手が入ることが良いのか?
さらに、薪で蒸すと食感が違います。
時間と手間はかかるけど、丁寧な作業で生まれるものは、格別です。
人工知能にはできないだろうな〜
(人工知能が入る場所ではないか、笑)
つきあがったお餅を、醤油、大根おろし、きなこ、あんこの4種で楽しみました。
お昼食べてお腹いっぱいだったけど、みなさん、入る入る(笑)
「やっぱり、何か違う!」
参加者の感想です!
お餅を食べながら、元祖エディブルスクールヤードを立ち上げた、アリス・ウォータースさんのDVDを鑑賞して、最後にみんなでエディブルヤードの目指すところを共有しました。
シェアリング
今回もなかなか盛りだくさんだったプログラム。
1年を通して、感じたことなどをシェアリングしました。
稲刈りに参加してからは、なぜご飯を残していけないかうまく伝えられるようになり、子供も分かってくれるようになった
小さな種から野菜が育つ過程が見れて、感動だった
センス・オブ・ワンダーを意識すると、都会の自然にも目がいくようになった
農作業を体験したことで、買うだけの農産物ではなくなり、野菜を高いと思わなくなった
子供が伸び伸び遊ぶことができた
食材の品質にも目をむけたくなった
稲刈りをして子供の頃の情景が思い浮かんで懐かしく、お米づくりの大変さを改めて知った
主催者冥利に尽きる、素敵なシェアリングができました!
1年間、参加してくださった方、本当にありがとうございました!
今年体験できたことは来年度に活かしていきます!
番外編〜自然のピタゴラスイッチ〜
縄をなっている間、子供達は・・・そこらにあるもので、ピタゴラスイッチを作って遊んでいました。
木を転がして、木にピタゴラスイッチと書いたゴールを倒す。
仕掛けはないものですが、自然にあるもので工夫して作る姿に、親たちは微笑ましくも、また嬉しい気持ちで一杯でした!
ピタゴラスイッチ♪
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