3月3、4日の週末は、エディブルスクールヤードジャパンが主催する、「テラコヤ・エディブル」のイベントに参加してきました。
初、岡山上陸!(JR西日本の新幹線を見てちょっとテンション上がる2児のパパ)
テラコヤ・エディブルでは、本場のアメリカの「エディブルスクールヤード・バークレー」で伝えているエッセンスを日本で学べる貴重な場となっています。
2日間、びっちりとプログラムが詰まっておりましたが、エディブルエデュケーションの深いを垣間見ることができました!
今年のEDIBLE KUROKAWA YARDやその他農業体験に活かしていきます!!
エディブルスクールヤードの哲学
エディブルヤードでは、ガーデン、キッチンと活動の場がいくつもあるのですが、大切にしている共通のことがありました。それは以下の3つ。
- 教師ではなく、ファシリテーター
- はじまりと終わりを明確にする
- シェアリング
1について。教えることはできるだけせず、子供たちの考えや行動を促すように工夫する。どんな作業でも選択肢をいくつか用意しておき、子供たちに主体的に選ばせ、その行動に責任を持たせる。
2について。はじまりとおわりは、必ず円になって座ることになっている。これからはじまるという気持ちの切り替えのため、先生からなげかけられる質問を発表し合う(例えば、今の気持ちはどう?など)。今日の作業が伝えられ、何をやりたいか決める時間。
おわりの合図は、楽器をつかって音が鳴ります。その音を聞いたら、自主的に作業の手を止め、片付けをして円になる。
こうすることで、子供達は、はりまり、作業、おわりを切り替え、行動も主体的にしやすくなるそうです。
3について。円になったときや様々なシーンで、意見や感想をシェアリングする機会があります。今日の学びやティスティングの感想などなど。
まずは、1人で考え(Think)、隣の人とシェア(Pair)、みんなの前で発表(Share)することで、友達みんなの意見を聞き、認め合い、そして安心して発表できる場が形成される。
pHラボ。紫キャベツを煮込んだもので、pHのテスト。リトマス試験紙を使わないやりかた。
GOTSは「分かった!」、NEEDSは「もっと知りたい」ことを付箋に書いてシェア。
ガーデンクラスの模擬授業
このようなボードがあり、円になっているだれからも見えるようになっている。
問いかけのボードなども。
セミナーの感想
細かなこともたくさん教えていただいたのですが、ガーデンでもキッチンでもこの3つが徹底されているようです。
深いところへの配慮、全てを書面化するなど、事例を見て簡単に真似するだけでは、本当のエディブルエデュケーションにはならないのだな、と痛感しました。
本場でも、あらゆる失敗はしたというくらい試行錯誤しての今の成功事例。
コツコツと続けていくしか道はないようです。
食べものとの関係性を築くことは、全人的な教育につながる
素敵な空間、出会い、濃密な内容で、胸も頭もパンパンになりました。
EDIBLE KUROKAWA YARD2018、愉しくしますよ〜〜!!!
是非、ご参加お待ちしています。
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